小児歯科・小児虫歯予防|うめだ歯科医院|福生駅西口の一般歯科・小児歯科

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小児歯科・小児虫歯予防

小児歯科・小児虫歯予防|うめだ歯科医院|福生駅西口の一般歯科・小児歯科

小児歯科とは

小児歯科とは

0歳~15歳までの子どもを対象とした歯科です。この時期は歯が生え変わるタイミングでもあり、口の中は終始変化しています。その変化に合わせた治療を行い、口の中の健康に対する意識を高めるため、適切な歯磨き指導をして予防を習慣づけることも大切です。まだ上手に歯磨きができない小さなお子さんには、フッ素を塗布する、歯の溝にシーラントを埋めるなどの方法で、虫歯になりにくい環境を作ってあげることもできます。

乳歯の種類と生える時期は?

乳歯は、まずは生後6カ月くらいに下の前歯が生え、奥歯へ向かって順番に生えていき、2~3年で生えそろいます。

乳歯の種類と生える時期

  • 乳中切歯(生後6~7カ月)※前歯
  • 乳側切歯(生後7~9カ月)※前歯の隣の歯
  • 第一乳臼歯(生後12~14カ月)※奥から2番目の歯
  • 乳犬歯(生後16~18カ月)※前歯の2本隣の歯
  • 第二乳臼歯(生後20~24カ月)※最も奥の歯

乳歯の特徴 

子どもの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)とは異なる特徴があります。

生え変わる 

乳歯の下には永久歯がおり、生え変わりを待っています。

生え変わるからと言ってむし歯を放置すると、永久歯のむし歯や不正咬合を招きます。乳歯を大切にしましょう。

むし歯になりやすい

乳歯は「歯の層であるエナメル質・象牙質が薄く柔らかい」ことがわかっています。

そのため、もろく簡単にむし歯が進行してしまいます。また、永久歯に比べて歯が酸に弱く虫歯になりやすいので、1本の歯が虫歯になるとその隣にもすぐ広がってしまいます。

乳歯の役割

食べ物を噛めるようになる

子供の小さな口のサイズに合った乳歯が1本1本生え揃うに従って、噛む、吸い込む、すり潰すといったお口の機能が高まっていきます。

正しく発音できるようになる

乳歯が生え揃うと舌の位置が定まるため、正しく発音できるようになります。言葉を話すためにも、乳歯は役立っています。

あごの発育を助ける

乳歯でしっかり噛めると、あごが健やかに発育します。顔の形もしっかり整っていきます。

永久歯が正しく生えるようサポート

乳歯には、後から生えてくる永久歯のガイドとしての役割もあります。

虫歯などで早くから乳歯を失うと、永久歯が生えてくる目印を見失い、歯並びが乱れる原因になります。

子どもが不安になる気持ちを考えた治療と心のケアが大切

治療の前のトレーニング

治療が苦手なお子様には、まず「はいしゃさん」に慣れてもらうためにトレーニングから行います。
お一人で歯科用ユニット(チェア)に座れない場合は、座れるようにする練習から始めます。
その後は危なくない器具には触れてもらったり、「タービン」や「バキューム」から出る音や動きに慣れてもらうように遊びながら進めていくこともあります。
このようなトレーニングを数回とり入れると、ほとんどのお子様は、「はいしゃさん」=「こわいばしょではない」へと気持ちが変わっていきます。

治療開始

トレーニングを終えたばかりのお子様や、治療にまだ慣れていないお子様は、小さなむし歯の治療から始めます。徐々に歯科麻酔が必要な大きめなむし歯の治療へと進めていきます。

治療を終えて

治療中に泣いてしまったり、動いてしまったりで、予定どおりに進まなかった場合でも治療したことを、たくさん誉めてあげます。
お子様は自信を持ち達成感が得られます。はじめの頃はよく泣いてしまっていたお子様も、回数を重ねると見違えるほど落ち着いて治療を受けられるようになります。

小児予防・メインテナンス

小児のむし歯予防

むし歯菌は人から人に感染します。とくに問題となるのがミュータンス菌で、一旦口の中に大量に感染するとなかなか排除できないという大きな問題があります。生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、むし歯菌はいないと言われています。では、なぜむし歯になるのでしょうか?
むし歯は感染症です。つまり、お口のスキンシップなどを通じて周囲の大人からお子様のお口にむし歯菌が移り、むし歯に感染してしまうのです。

むし歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間です。この1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に、お子様と同じ箸やスプーンを共有しない、噛み与えをしない等のお口のスキンシップを控えることで、成長した時のむし歯の本数を少なくすることができます。
日頃の歯ブラシ習慣も大切になってきます。小さいころはお母さんが一緒に歯みがきを行うとともに、きちんと磨けているかの点検と仕上げをしてあげましょう。
小児歯科で定期検診やブラッシング指導を受けることもおすすめです。

フッ素塗布はむし歯菌から作られる酸の生成を抑制する効果が期待でき、とくに乳歯や、生えたての永久歯にはむし歯予防効果が大きいとされています。3~4カ月に1回の歯面塗布をおすすめします。シーラントはむし歯になるリスクが高い歯の溝を、歯科用樹脂で塞ぎ、汚れがたまらないように処置する治療です。乳歯は形が複雑なため、シーラント処置は効果的です。とくに奥歯の深い溝は汚れがたまりやすく、むし歯になりやすいところです。奥歯が生え出したらできるだけ早いうちに溝をコーティングするシーラント処理をおすすめします。

なぜ、予防することが大切なの?

虫歯や歯周病は、かかってしまったらもちろん治療が必要です。治療しなければたちまち悪くなってしまうでしょう。
ではなぜ、虫歯や歯周病にかかってしまってからより、予防する方が良いのでしょうか?
その理由は、「虫歯や歯周病というのは、一旦悪くなると元の健康な状態に戻すことが難しいから」です。しかも進行していればしているほど、健康な状態に戻すことが難しくなり、治療してもせいぜい「進行をストップする」ことしかできません。
さらに、虫歯や歯周病というのは、一旦かかってしまうと再発しやすくなります。再発させないためには、それまで以上の努力が必要になります。

つまり、虫歯や歯周病を積極的に予防していくことが、健康な状態を保つ最も簡単で、かつ確実な方法なのです。

お子様の歯の健康のために意識すべき点

  • 甘いおやつから歯にやさしいキシリトールなどが入ったお菓子に変える
  • すぐに飲み込ませずによく噛んで食べさせる
  • 食べ終わった後はすぐに歯磨きをする
  • 歯を磨けない場合には口ゆすぎをする

虫歯を予防するために

ブラッシング指導

お子様の年齢に応じたお口のお手入れ方法をお伝えし、歯ブラシの練習をします。保護者の方には仕上げ磨きのアドバイスも行います。

フッ素塗布

フッ素を塗布することにより歯を酸から守るとともに、歯の再石灰化を促進させむし歯になりにくくなります。特に乳歯や、生え代わったばかりの永久歯には有効です。
フッ素は飲み込む量が一定量を超えると危険だと言われます。しかし歯科で用いるフッ素はその数値の約数十分の一と、濃度はかけ離れており低用量です。

シーラント

むし歯になる前に、あらかじめ歯の溝に詰め物をして、むし歯を予防する方法です。歯が生えて間もない時期は、歯の質が未熟で溝も深く、むし歯になりやすい時期です。また歯の背丈が低いので、歯ブラシが当たりにくい時期でもあります。フッ素を含んだプラスティックで溝を埋めることで、少しずつ、かつ比較的長期間フッ素の効果が期待できます。